翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-43)(私家版)
4、精進(viriya)
特徴は、支持、奮闘または力の励起。
作用は、支持または相応の名法を安定させる事。
たとえば、古い家に新しい柱を加えて、倒壊を防ぐ様なもの。
揺れて今にも崩壊しそうな家屋に柱を加えると、家屋は即刻、直立して安定する。
座禅・瞑想の時に、身体が昏沈するならば、それは精進に欠けている事を示している。
ひとたび、精進が欠けると、身体全体がゆらゆらと、前に、または左に、右に、後ろにと、揺らぐ。
(4-44につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>