南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(63ー1/2)(私家版)

■生まれ変わりの法則              無色界の梵天が死亡すると、生まれ変われるのは、更に高度なレベルの無色界天だけになる。比較的低レベルの無色界天に生まれる事は出来ない。例えば、空無辺処の梵天が死亡したならば、識無辺処又は無所有処、又は非想非非想処に生まれる。識無辺処の梵天が死亡したならば、無所有処又は非想非非想処に生まれる。空無辺処界には生まれない。彼は近止定の力で欲界に生まれる事は出来る。。。。。。。                   色界の梵天が死亡したなら、無因(結生心)による生まれ変わりはない。。。。       (無因結生には、二種ある:1.四悪道に生まれる。不善果報心である。2.先天性障害者。善果報心。)              欲界において、三因の天神または人が死亡した時、四悪道、天界、色界と無色界を含む、どの様な場所にも生まれ変わる可能性がある。。。。。              その他の(死亡の時、二因又は無因の者)は、欲界にしか生まれ変わる事が出来ない。というのも、二因しかない為、智慧がなく、ジャーナを証する事ができたい為、色界又は無色界に生まれる事は出来ないのである。