✥12縁起の法則✥ 無明(avijja)の縁によりて 行(sankhāra−nの下点。以下同様。)……………………… 行の縁によりて識(viññāna−nの下点。以下同様。)。……………………… 識の縁によりて名色(nāma−rūpa)。 名色の縁によりて6処(salayatana)。 6処の縁によりて触(phassa)。 触の縁によりて受(vedanā)。 受の縁によりて愛(tanhā)。 愛の縁によりて取(upādāna)。 取の縁によりて有(bhava)。 有の縁によりて生(jāti)。 生の縁によりて老死(jarāmarana−nの下点。以下同様)、愁、悲、苦、憂、悩。 これによって、この様に、一塊の苦蘊が生起する。 古代の師は言う:「四種の法が非常に奥深く、教えるのが難しいだけでなく、理解する事も難しい。」 教える人は説明が難しく、聞く方も、理解するのが難しい。。。。。 仏陀は、成道したばかりの一番目の一週間、菩提樹の下で、涅槃の静寂を享受した。一番目の一週間が過ぎて後の初夜、彼は涅槃の定から出て、因縁の法を観照し始めた。順縁ーー無明の縁によりて行、行の縁によりて識………から始め、老死まで。中夜になると、彼は逆縁の滅から観を実践した。。。 無明の滅→行の滅、 行の滅→識の滅、 識滅→名色滅、名色滅→6処滅。6処滅→触滅。触滅→受滅。受滅→愛滅。愛滅→取滅。取滅→有滅。有滅→生滅。生が滅するや否や、老、死もなくなる。後夜になると、彼は順縁と逆縁を観じ、又順と逆を同時に観じた。無明の生起から………一塊全体の苦蘊の生起まで。その後に、無明の滅から、一塊全体の苦蘊の滅まで。。。。。。 仏陀は、成道の最初の一週間の、その後に、12縁起の省察を始めたのである。。、