Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

仏教徒vs無神論者

お次のお題は【仏教徒vs無神論者】。。。。。。  もう40年も前の事、私の知人に、……………………              『もし悩みがあるならば、息数観、又は、パーリ語でアーナパーナ・サティと言う名の修行をしてみるとよいですよ』           とアドバイスした所、『宗教の話はしてくれるな!』 …………………………………………                と、強く拒否されてしまいました。。。…………             この方、ご両親の月命日には、懇意の僧侶を招いて法事をしていますので、根っからの無神論者ではない様ですが、『修行しなさい』と言われると、反射的に『No!』となる様です。。…………………………………………             これが、宗教に関する、日本の方々の偏見の重さを表していると思います。。。        この方、未だに、心に重い宿題をかかえて、苦悶しています。。。………………………………あの時、私の勧める座禅・瞑想を始めていたならば、悟りには遠くても、心は随分軽くなったのではないかな、と思います。。…………………………………………         自業自得。仏教は、よい意味でも、悪い意味でも、この様に言います。己の苦悩を解決するには、己の心が変わらなければならない。他人が代わって、やってあげる事は出来ない。。。……………………………………………………       仏教は、神を立てない。業を言います(多くの方は、仏教を、神仏を信じる、信仰的な行為だと誤解している様ですか、仏教は、己の業を如何にして乗り越えていくかという教えで、何かを信じて、誰かに救って頂く、なんてのはありえないのです。)。。……………………………………………………………………………………………………………………                   己が、己の悪業に巻き込まれて苦しむか、ここぞチャンスと、乗り越えていけるか。結局は、己の決意一つ、己次第な訳です。…………………………………………………………………………………………………………………………………                 緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属Paññādhika Sayalay (般若精舎)