<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
意識はまた、四種類に分類できる:
欲界識、色界識、無色界識、出世間識。
(1)欲界識:
この四種類の中で、欲界識とは、欲界において、欲貪を擁する衆生の識を指す。
欲界識は、また、四種類に分類することができる:
善(kusala)、
不善(akusala)、
異熟識(vipāka)、
唯作意識(kiriyā)。
(2)色界識:
静止した心識を指す。
欲貪の心識はないが、しかし、依然として色界色愛(rūpa-taṇha)があるレベルを言う。
色界識は、三種類ある:
善、異熟識、唯作意識。
(3)無色界識:
静止の心識。色貪の心識はない。
しかし、依然として無色界無色愛(arūpa-taṇha)はある、というレベル。
色界はまた、三種類に分類することができる:
善、異熟識、唯作意識。
(4)出世間識:
聖者の心。
欲貪、色貪、無色貪などの三種類の貪愛がない。すなわち、すでに三界(欲界、色界、無色界)を超越している。
二種類の出世間識がある:
すなわち、聖道識と聖果識。
(8-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<《Vipassanāハンドブック》(原題 Vipassanā Dipanī)
Ledī sayādaw著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>