第一と第二聖諦
第一聖諦ーー苦聖諦とは何か?
仏陀は《転法輪経》(Dhamacakkappavattana Sutta)の中で、以下の様に説明する:
「比庫たちよ。これは苦聖諦であるーー
生は苦であり、老は苦でり、
病は苦であり、死は苦であり、
怨憎会は苦であり、愛別離は苦であり、
所求不得(求めるを得ず)も苦である。
言い換えれば、五取蘊(pañcupādānakkhandhā)はすなわち、苦である。」(S .5.1081)
彼は我々に、五蘊を了知し、照見する必要があると教導した。
我々が所属する人世間は、五蘊有(pañcavokārabhava)世間に属するが、五蘊を了知し、照見するより外に、我々は、仏陀の教導を領悟する方法はないのである。