南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#8-5

仏陀は《花経》(Puppha Sutta)の中において、以下の様に説明する:

「比庫たちよ。すべての、世間的な世間法(loke likadhammo) に関して、如来はすべて徹底的に悟り、それらを領悟した。徹底的に領悟した後、それらに関して、宣言説法し、教説し、施設し(概念化し)、建立し、掲示し、分別し、解明、解説した」

比庫たちよ、

[1]色(rupa)・・・

[2]受(vedanā)・・・

[3]想(saññā)・・・

[4]行(saṅkhāra)<注17>・・・

[5]識(viññāṇa)は、

世間的な世間法であり、如来は、すべて徹底的に悟り、それらを領悟した。徹底的に領悟した後、それらに関して、宣言説法し、教説し、施設し(概念化し)、建立し、掲示し、分別し、解明、解説した。

比庫たちよ。如来がこの様に宣言説法しても、説教し、施設し、建立し、掲示し、分別し、解明、解説しても、ある種の人々は、知らず、見る事もない。

比庫たちよ。

この様な愚人、凡夫、盲目者、無眼者、知らない者、見ない者に対して、私に何が出来ようか?」(S .3.94)

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>