翻訳『親知実見』#8-5
仏陀は《花経》(Puppha Sutta)の中において、以下の様に説明する:
「比庫たちよ。すべての、世間的な世間法(loke likadhammo) に関して、如来はすべて徹底的に悟り、それらを領悟した。徹底的に領悟した後、それらに関して、宣言説法し、教説し、施設し(概念化し)、建立し、掲示し、分別し、解明、解説した」
比庫たちよ、
[1]色(rupa)・・・
[2]受(vedanā)・・・
[3]想(saññā)・・・
[4]行(saṅkhāra)<注17>・・・
[5]識(viññāṇa)は、
世間的な世間法であり、如来は、すべて徹底的に悟り、それらを領悟した。徹底的に領悟した後、それらに関して、宣言説法し、教説し、施設し(概念化し)、建立し、掲示し、分別し、解明、解説した。
比庫たちよ。如来がこの様に宣言説法しても、説教し、施設し、建立し、掲示し、分別し、解明、解説しても、ある種の人々は、知らず、見る事もない。
比庫たちよ。
この様な愚人、凡夫、盲目者、無眼者、知らない者、見ない者に対して、私に何が出来ようか?」(S .3.94)