仏陀がここで言う所の世間法とは、五蘊を指し、又それはすなわち、苦聖諦と苦集聖諦(の事)である。
例えば仏陀は《大念処經》(Mahāsatipaṭṭhāna Sutta)において、以下の様に言う:
「比庫たちよ。
所謂 『簡潔に言えば:五取蘊とはすなわち、苦である』
という事はどういう事であるか?それは:
[1]色取蘊(rūpupādānakkhandho)、
[2]受取蘊(vedanupādānakkhandho)、
[3]想取蘊(saññupādānakkhandho)、
[4]行取蘊(saṅkhārupādānakkhandho)、
[5]識取蘊(viññāṇupādānakkhandho)。
(の事である)。」
(D.2.399;M . 1.132 )
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>