南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#8-7

仏陀は《蘊経》(Khandha Sutta)の中において、一つ一つの蘊を11種類に分類した;<注18>

「比庫たちよ、

五取蘊(pañcupādānakkhandhā)とは何であるか?

比庫たちよ、

すべて色(rūpam)、以下のものすべてが、有漏(sāsavaṃ)であり、執取(執着、以下同様)出来るもの(upādā niyaṃ)であり、これを色取蘊と言う。

[1-3]過去、未来、現在(atītānātapaccuppanaṃ)

[4-5]内、外(ajjhattaṃ vā bahiddhā vā)

[6-7]粗い、微細(oḷārikaṃ vā sukumaṃ vā)

[8-9]劣等、優秀(hīnaṃ vā paṇītaṃ vā)

[10-11]遠い、近い(yaṃ dūre santike vā)

如何なる識もまた、過去のもの、未来、現在、内、外、粗い、微細、劣等、優秀、遠い、近いに関わらず、すべて有漏であり、執取出来るものであり、これを識取蘊と言う。

比庫たちよ、これらを五取蘊と言うのである。」

(S . 3.48)。。