<#11-1>は、本文P 32 ~34にある脚注の翻訳。
<注29>=名業処(nāmakammaṭṭhāna)を修する時、禅修行者は、それらを自ら知見することができるが、それ以前においては《摂阿毘達摩議論》を参考にすることができる。
<注30>=パオ・セヤドーは以下の様に解説する:
色界または無色界に生まれた梵天人は、結生心を識別する時、この9種類の色界または無色界果報心を識別する可能性があるが、しかし、欲界の衆生にとっては少々困難である。過去世において、これらの梵天界に生まれた事のある禅修行者は、これらの果報心を識別する事が出来る可能性がある。
しかし、もし、禅修行者が過去世において、梵天界に生まれた事がないのであれば、上記の可能性は存在しない。
<注31>=密集の錯覚を破り除く事に関しては、問答1-3、及び「如何にて色聚を分析するか」を参照の事。
<注32>=28種類の色の完全な図表は「表2a:28色法」を参照の事。