もし、色聚が極めて快速に生・滅するのが原因で、あなたには、単一の、一粒の色聚の中の四界を識別することができないのであれば、あなたは、それらの生・滅を無視するのがよい。それはちょうど、あなたが会いたくない人に出会った時に、彼がそこにいない風に思うか、彼に注意を払わないという事に似ている。
あなたは、こうして、色聚の生・滅に注意を払わず、ただ、単一の一粒の色聚の四界に専注しなければならない。
禅定の力によって、あなたの、この様な修習は(実現)可能であるはずである。
もし、いまだ成功しないのであれば、あなたは、全身の地界に専注し、その後に、単一の一粒の色聚の中の地界に専注する事を、交互に交代しながら実践する。
水界、火界と風界についても同様である。
あなたは、単一の一粒の明浄色と単一の一粒の非明浄色の中の四界を識別する必要があるのである。