因と縁が和合して生起した法を有為法と言う。
故に、一切の有為法は、みな、無常・苦・無我である。
苦のパーリ語は「dukkha」で、中国語訳では、苦と言い、英語訳では「suffering」となるが、そのどれもが、あまり正確とは言えない。
実際は、パーリ語の dukkha には、
「変化して無常である、
実質のない、圧迫された」
という意味が含まれており、我々が日常的に言う所の、人生は非常に苦しい、という意味ではない。
無常であるが故に苦であり、無常、生・滅の圧迫を受けて、苦相の出現を見るのである。
我々は、この方面から、苦の真正なる意味を理解しなければならない。
(3-3につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>