三種類の方法でもって、8種類の貪根心を識別する事ができる:
1、相応する受に基づくもの:
悦具であるか、
捨具であるか。
もし、悦具であるならば、それはすなわち、心の楽受であり、悪事を働くときに、楽しんでいるか、それとも、中捨的に悪業をなしているか、を観察する。
2、邪見相応であるか、どうか:
所謂、邪見とは、不正確な信仰、または観念を言う。
邪見の範囲は非常に広く、それは例えば、創造神が存在すると信じるとか、上帝(創造神)が一切を創造したのだと信じるとか、これらは邪見である;
または、一個の永恒不変の魂(霊魂)がある、と信じるのも邪見である;
または、人の死後、まったく何も残らない、と思うのは断見である。
合計62種類の邪見が存在するが、範囲が非常に広い為に、ここではこれ以上触れない。
我々は、(説明の)範囲を、
因と果を信じない事、
善には善報、
悪には悪報がある事を信じない、
という、この種の邪見に絞りたいと思う。
この様であれば、比較的議論しやすいが故に。
(3-31につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>