Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー9)(私家版)

(2)苦受:特徴は、喜ばしく無い触所縁の体験。作用は、相応の法の減衰。現起は、身体が痛苦に遭うこと。近因は身根。例えば、人が病気になると、心の中において苦受が生じる、など。苦受は相応の名法を減衰させる。相応の名法は、そのために、エネルギー…

ふきのとう

裏の雑木林の開けた場所に、今年もふきのとうが出ました。。。。 隣家のご夫婦は、町に住む孫の分まで<ふきのとう味噌>を作りますから、毎年ふきのとうを沢山必要としています。。。。。 その前に、そろりと私は、一人分、摘ませて頂きました。。。。。 お…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー8)(私家版)

(1)楽受:特徴は、喜ばしい触所縁を体験すること。作用は、相応の法を増長させること。現起(現象)は、身体の楽しさ。近因は、身根(即ち身浄色)。一個の喜ばしい所縁が、身根に衝撃するとき、楽受が生じるが、この種の楽受は、相応の法全体を帯動して…

無常を観る

2600年前、ゴータマ仏陀生存の時、仏陀がお話された法(仏教的観点からの真理)は、仏陀涅槃の後、少しづつ変質して行きます。。。 特にシルクロードを経て、中国へ向かった仏教(北伝仏教)は、大乗仏教として、、 【遠い未来に仏陀になるための訓練・…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー7)(私家版)

2.五分法 受を「根」に基づいて分析するならば、五種類に分ける事が出来る。楽、苦、悦、憂、不苦不楽受(捨受)である。楽受は、身体の楽受を言う。苦受は、身体の苦受である。

aki様へ

aki様、コメントを頂き、ありがとうございます。内容が現行の政治状況に関するものでしたので、掲載は割愛させて頂きます。 誰でも戦争は嫌ですし、強権にもうんざり、人種差別、女性差別、貧困の拡大なども、悲しいものです。 ただ私個人は、これらを声高に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー6)(私家版)

1.三分法 「感受」をただ単純に分析するならば、受は、三種類に分類することが出来る。それは、苦、楽、不苦不楽受である。三分法の中において、楽は「身体の楽受」と「心の楽受または悦受」の二者が含まれる。苦受は「身体の苦受」と「心の苦受または憂受…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー5)(私家版)

何か(食べ物)を食べてそれがとても甘いとして、それは、受が、甘さを体験しているのであって、私が、体験しているのではない。この一個の心は、必ず、ある種の受と相応するため、心を分類するとき、受は重要なファクターとなる。この章においては、全ての…

慎ましく生きる

今世間を騒がせている<ルフィー一味>の事件を見ていて、彼らはなぜ慎ましく生きる事ができないのか?と残念に思います。 私達、原始仏教の出家者はみな独身で、一鉢三衣、それ以外は所有せず、雨安居の時期はお寺に留まって修行し、それ以外の時期は遊行す…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー4)(私家版)

味を味わうのは、私、ではないのであるが、多くの人々は、受を一個の我(が存在している)と思いなして、己自身が、それを体験しているのだと思ってしまう。

燃えている(ルフィーに思う)

この度、ルフィーという暗号名で、悪事を働いていた人たちが逮捕されました。 詐欺、強盗、殺人で、60億集めたそうですが、一体何に使うと言うのでしようか? ゴータマ仏陀は「世界は燃えている」と言いました。 世界とは【人間の心】のことですから、人間…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー3)(私家版)

✜受の概要✜ ■受の分析 受は、遍一切心心所の内の一つである。その作用は味を体験すること。目標の内の一つである所の、「味」を受用する作用を擁している。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー3)(私家版)

✜受の概要✜ ■受の分析 受は、遍一切心心所の内の一つである。その作用は味を体験すること。目標の内の一つである所の、「味」を受用する作用を擁している。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー3)(私家版)

✜受の概要✜ ■受の分析 受は、遍一切心心所の内の一つである。その作用は味を体験すること。目標の内の一つである所の、「味」を受用する作用を擁している。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(17ー2)(私家版)

89種の心は、全体でもって一法または一種の究極法として、見做される。というのも、それらは、同じ特徴ーー即ち目標(所縁)を識知するという特徴を持っているからである。そして52個の心所法は個別の法として見做される。というのもそれらは異なる特徴…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ><17ー1>【127/360】(私家版)

第三章 雑項の概要 心の自性に基づいて、我々は、53個の相応の法を分析した。一個の心に、52個の心所を加え(て説明してきたが、ここでは)89種の心に対して、受、因、作用、門、所縁および六種類の依処に関しての分析をする。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(16ー15)(私家版)

思心所自体が業を成す者で、受心所が果報を受け取っているのである。 故に「思」自体が業造者、「受」は報いを受ける者、ということになる。 この二種類の心所以外に、別途、人が業を成しているということはなく、報いを受ける人、というのも存在しない。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(16ー14)(私家版)

覚音尊者は、上座部の偉大な論師であるが、彼は《清浄道論》の中において、以下の様に言う:「業の作者はいない。異熟の受者もいない。、ただ、諸々の法の転起に過ぎない。これは正しい見解である。」ある人が私に問うた。今日のダンマトークは、以前に学ん…