2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
私が20年前に、台湾でパオ・セヤドーの著書『智慧之光』(中国語版)に出会って、一番感動したのは、《人間は瞑想すれば、色聚(素粒子またはクォーク)が(心眼で)見える》という主張でした。 私は子供の頃から<仏教は無常・苦・無我を言う>と信じて疑わ…
私が20年かけて翻訳しました仏教書は以下の通りです。 基本的に、ほとんどのものは、当ブログに掲載されていますが(逆順)、ここにないものは<菩提樹文庫> (PDF正順)、またはWEB上のどこかにあります。 ★パオ・セヤドーシリーズ 「智慧の光」「如実知見…
先日、私が当ブログにて 「正念とは、業処を忘れない事である」 「マインドフルネス(=気づき)は仏教用語では<正知>または<威儀路明覚>と言う」 と書きました所、コメント欄に 「タイのアチャン・チャーも、緬甸のウ・ジョティカ大長老も、マインドフ…
暑さ寒さも彼岸まで・・・。 彼岸を過ぎて我が村は秋・・・と言いたい所ですが、なぜか、一気に ”冬” に突入。 みなさん、ぜーぜー咳して風邪気味。 斯く言う私も、天候の変化には、からきし弱い。 今朝は、さっそく薪ストーブを焚きました。 薪は、薪屋さん…
私が好きなお経・・・ そうですね、一番好きなのは「雪山童子」ですね。 「ヒマラヤに住む雪山童子は、世の理法として 《諸行無常、諸法無我、一切皆苦》 までは分かるけれど、最後の一句が分からない。 最後の一句を教えてくれる人がいたなら、命を捧げても…
読者の方から「台湾のパオ系寺院はどうなっているか?」という質問を頂きました。 私がこれまでに知り得た情報を、下記にお知らせします。 時間の経過等の関係で、多少の変化は否めませんので、実際に訪れたいと思う方は、先にメールなどで先方と連絡を取っ…
昨日は<「正念」の定義が誤解されて伝わっている現状>をブログにあげました。 そこでは、正念は本来「業処を忘れない」という意味だ、と書きました。 Nimitta を得て禅定に入る為の、<正念の修行>に打ち込むと、己自身の感受・感情(苦・楽・不苦不楽)…
先日、<Vipassanāの誤解>について書きましたので、 本日は<正念の誤解>。 正念は、古の中国人が、古代インドから中国(西域、敦煌など)に入って来たパーリ語またはサンスクリットの仏教書の中に書かれていた<サンマ・サティ>という言葉を、漢訳する際…
私が<サマタ・vipassanā>という言葉を初めて聞いたのは、30歳を過ぎた頃に訪ねた、タイの森林僧院での事でした。 私「このお寺では、何を教えているのですか?」 比丘尊者「サマタ・vipassanāです」 私はこれを聞いて、大変に嬉しかったのを覚えています。…
昨日、WEBニュースを見ていましたら、タイの洞窟に閉じ込められたサッカー少年たちの記事が出ていました(今年、6月末から7月にかけての事件)。 正確に言いますと、少年たちにサッカーを指導していたタイ人コーチの、経歴等に関する、精神科の女性医師によ…
先日、水中運動での、雑談の時。 ある女性が言いました: 「日本って、男尊女卑よね。私は色々悔しい思いをしたから、今度生まれて来る時は、手足がなくてもいいから、 男性がいい」 ちなみに、この方は仏教徒ではなく、輪廻を認めておりませんが、まぁ、女…
先日、女優の樹木希林さんが亡くなられました。75歳でした。 私は、基本的に、自分が会った事のない俳優や運動選手などの有名人に対して、TVや映画でその姿を見ただけでファンになったり、入れ込んだりしないので(報道関連の通訳をしていた時に、マスコミが…
<『禅修指南』の見出し紹介>が、本日完了しました。 アビダンマの理論、修行方法、実践に興味のある方、 ゆっくりご閲読下さい。 当該著書の見出しの紹介と、簡単な<概要抄>では、 仏法に関する理解があまり深まらないかと思いますが、 箇条書きの部分を…
WEBでの、夕方のニュースで 『ダライ・ラマ、仏教指導者の性的虐待認める』 『90年から知っていた』 とあります(ダライ・ラマ、オランダ訪問で)。 いよいよ仏教界にも、飛び火しましたか。 「日本の僧侶はほぼ全員結婚するので、このような問題は発生しな…
大変遅くなりましたが、『阿羅漢向・阿羅漢果』いよいよ<菩提樹文庫>にUPされます(二、三日中かと思います)。PDF正順です。本書訳文に関心のある方、是非 <菩提樹・・・>へ寄ってみて下さい。 『禅修指南』の紹介は現在222ページ、半分辺りまで来まし…
今朝の私の食事は、ウーメン(温麺)でした。 トッピングは、柚子こしょうとサツマイモの葉と茎。 サツマイモは自分では植えてなくて、昨日の内に、お隣の畑から頂いてきたものです。 サツマイモの葉や茎は「戦争中一杯食べたから、もう嫌。見たくもない」と…
以前『復讐するは我にあり』という題名の映画がありました。 大分前の事で、映画の筋や、内容を忘れてしまいましたが、確か、詐欺や殺人を重ねたクリスチャンの人間(家族がクリスチャンという設定だったかも)を描写したものでした。 私はクリスチャンでは…
子供の頃から大乗仏教の正当性に疑問を抱いていた私は、20代の時に大乗非仏説を知って大乗を放棄。30歳を過ぎた頃、一年に一度、タイのテーラワーダの森林僧院を訪れて、聞法と修行をするようになりました(注1)。 ある時、修行の合間の休憩時間に、何人か…
もう一つ、本日のびっくりニュース。 日本人少女、11歳、インドの舞踏でプロデビュー。 す、すごいですね、11歳。 2歳で両親に連れられてインドに。 暑い国では外で運動する事が少ないので、お母さんが健康の為に舞踏を習わせたところ、めきめき上達して、11…
今朝のインターネットで、悲しいニュース。 アフリカで、肌を白くするための肌漂白クリームが流行しており、それを塗った人々が、皮膚を痛めてひどいことになっている、という事象。 ああ、なんという事。 我々は、なぜ西洋にあこがれるのか? なぜいとも簡…
宗教とくに仏教(テーラワーダ)と哲学は、相性が悪い。 テーラワーダ仏教は、戒を守り、定を育成し、慧を増長させよ、という実践的な教えで、仏教徒は、哲学的な思考の迷路に嵌ってはいけない、実践が大事、という訳です。 確かに私もそう思うのですが、し…
一か月ほど前、大昔にWEB上で論戦して、一度だけお会いした事のある S氏から、メールが届きました。 「『苦』をつくらない」という題名の本を出版したので、アマ〇ンで購入し、読後に、感想を述べて欲しい、との事でした。 現在の所、私はこの本を購入してお…