2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ: 不善グループ》 色所縁を目標に取る所の、不善グループ眼門、及び意門心路過程の中において、五門転向、眼識、受領、推度、確定、彼所縁、(有分心)、意門転向の識別方法は、善グループの識…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 解説 パーリ経典、註釈と疏鈔によれば、眼触を基因とする受、すなわち、眼識、受領、推度、確定、速行及び彼所縁の受は、眼触生受と呼ぶ。 《小羅候羅教誡經》によれば、眼触は、受を引き起こすだけでなく、受、…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁を目標に取る意門心路過程》 ここまでにおいて、已に、善速行眼門心路過程の中の、一つひとつの心識刹那五蘊の識別方法を、解説した。 禅修行者は、この方法に基づいて、その他の善グループ名法を識別す…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:彼所縁五蘊》 1、色蘊は依処色(54)と色所縁。 2、受蘊は彼所縁(信慧グループ、34)名法の中の受。 3、想蘊は彼所縁(34)名法の中の想。 4、行蘊は彼所縁(34)名法の中の思(第一番…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:彼所縁五蘊》 1、色蘊は依処色(54)と色所縁。 2、受蘊は彼所縁(信慧グループ、34)名法の中の受。 3、想蘊は彼所縁(34)名法の中の想。 4、行蘊は彼所縁(34)名法の中の思(第一番…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ: 速行五蘊(善グループ》 1、色蘊は依処色(54)と色所縁。 2、受蘊は速行(34)名法の中の受。 3、想蘊は速行(34)名法の中の想。 4、行蘊は速行(34)名法の中の思(第一番目)。 …
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《速行の基因作意》 (Javana paṭipādaka namasikāra) この五門心路過程の中の「確定刹那」において、喜または、不可喜(=喜ばしくない、以下同様の、所縁への作意が、「不如理作意」である時、「確定刹那」の…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:確定五蘊》 1、色蘊は、意門の中の依処色(54)と色所縁。 2、受蘊は、確定(12)名法の中の受。 3、想蘊は、確定(12)名法の中の想。 4、行蘊は、確定(12)名法の中の思(第一番目…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:受領五蘊》 1、色蘊は意門の中の依処色(54)と、色所縁である。 2、受蘊は受領(11)名法の中の受。 3、想蘊は、受領(11)名法の中の想。 4、行蘊は受領(11)名法の中の思(一番目…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:眼識五蘊》 1、色蘊とは、眼門の中において、眼識が依存する所の6種類の色法である。 すなわち、54種類の色法と、色所縁である。 2、受蘊とは、眼識(8)名法の中の受。 3、想蘊とは、眼識(…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《色所縁グループ:五門転向五蘊》 1、五門転向色蘊は、意門の中にある依処色(6種類の色聚=54色法)と色所縁である。 2、五門転向受蘊は、五門転向11名法の中の受である。 3、五門転向想蘊は、五門転向11名法…
今、毎日『禅修指南』を翻訳しているのですが、翻訳しながら、胸がドキドキします。 すごいですよね、《己自身の縁起を調べる》とは、 <無明であるが故に、結生(受胎)する> 所から始まって、母親の胎盤の中で成長する己自身の、その因果関係(受胎の前、…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《有分五蘊》 有分色蘊 五個の過去因: 1、無明(20)は因、(業生色)有分色蘊は果。 2、愛(20)は因、(業生色)有分色蘊は果。 3、取(20)は因、(業生色)有分色蘊は果。 4、行(34)は因、(業生…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 結生想蘊: 五個の過去因: 1、無明(20)は因、結生想蘊は果。 2、愛(20)は因、結生想蘊は果。 3、取(20)は因、結生想蘊は果。 4、行(34)は因、結生想蘊は果。 5、業(34)の業力は因、結生想蘊…
明日切り取って、仏様にお供え予定。 上の写真は<芍薬>です。 牡丹よりは楚々としていますが、それでも、一茎に四つの蕾、ものすごいボリューム、ものすごい存在感! 柿の木の下、半日陰に植えたものですが、毎年、立派に花を咲かせてくれます~~球根は、…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (三)触(phassa): 触が最も顕著であるが故に、「触が生起するが故に、受が生起する」(phassa samudayā vedanā samudayo) 等の教法が存在する。 《発趣論》(Paṭṭhāna、24縁)の中において、以下の様に言う…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 解説 (一)依処(Vatthu): 五蘊界(pañcavokāra)の中において、名法は、ただ依処色(vatthu rūpa)が存在している時にのみ、生起する事ができる。 依処色がないならば、それらは生起する事ができない。 結生…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 結生色蘊 1、無明(20)が生起するが故に、結生業生色が生起する。 無明(20)は因、結生業生色は果。 2、愛(20)が生起するが故に、結生業生色が生起する。 愛(20)は因、結生業生色は果。 3、取(2…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《結生五蘊》 (Paṭisandhi 5 Khandha) 結生の時(+の状況は、以下の通りである): 1、色蘊は、30種類の色法=3種類の色聚、すなわち、心色十法聚(ママ)、身十法聚、性根十法聚。 2、受蘊は、結生 34名法の…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《五蘊の構成》 縁起第五法に基づいて、因果関係を識別する時、禅修行者は、一つひとつの、心識刹那の中の、五蘊を構成して後、その関係性を、識別しなければならない。 結生心、有分心と死亡心は、非心路過程心…
お隣りの市の図書館から、 《なぜ今、仏教なのか》(ロバート・ライト著) を借りて来て、読んでいます。 いわゆる、西洋で流行した(今も流行している)「マインドフルネス瞑想」の解説書です。 私は、40代の時に、(マハーシの)ラベリング瞑想に取り組ん…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (四)如法性理 (Evaṁ Dhammatānaya) ヨーグルトが、牛乳から出来ている様に、もし、因(たとえば、無明)が、果を生じさせる時、その果は、確実・絶対的に(行)のみであって、その他の果が、生起する事は、有…
先週たまたま、風邪を引いて寝込む直前に、<蕗の佃煮>を作っておきました(我が精舎の裏の空き地が一面、蕗の自生地で、蕗、採り放題)。 熱にうなされながらでも、何度か火入れをしたので、今日まで傷まずに、まだ食べられそうです。 それでちょっと閃い…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (三)不作為理 (Abyāpāranaya) 諸々の因は、果を生起させようと、尽力している訳ではない。 諸々の果にもまた、以下の様な作為はない: 「もし、諸々の因が生起したならば、我々も生起しよう。」 無明にも、以…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (二)異性理(Nānattanaya) 因名色と果名色(たとえば、無明、行、識、名色、六処、触、受、愛、取、有、生、老死などなど)は、同一の、一個の相続流の中において、生起する事、また、因果の関係を保つもので…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 3 または 4人 ある時には、禅修行者は(過去世において)3 または 4人の、まさに善業を造(ナ、以下同様)している人を、その善業を造している所の目標の中において、見る事がある。 もし、この様であれば、…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (一)一性理(Ekattanaya) 禅修行者が、12縁起支を識別している時、彼は、少なくとも、四つの理を、理解しておかねばならない。 すなわち、一性理(ekattanaya)、異性理(nānattanaya)、不作為理(abyāpārana…
三日続いた大雨(九州南部記録的大雨の影響)が、今朝、ようやく上がりました。 盆地を囲む山々の頂は、まだ雲の帽子ですが、盆地に薄日が差して、ちょっとお出かけ気分です。 といっても、今朝一番のお出かけは、主治医(ゆずのき病院)の元に、まっしぐら…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《四つの名蘊》 (4 Nāma khandhā) 果報四名蘊(vipāka 4 nāma khandhā)の過去因は無明、愛、取、行及び業である。 果報四名蘊は、非心路過程心(また離路心とも。すなわち、心路過程の中の心には出現しない…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《因果の識別》 臨終の時に出現する所の、目標に基づいて、過去の因を、追尋する時、例えば、その目標が、仏塔に食物を供養する事であるとして、食物を布施する時の、その名色法の中の無明、愛、取、行及び業を識…