Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」10-4(294/430)未完

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 業は、四種類に分類することができる、すなわち、 現法受業(diṭṭhadhamma-vedaniya kamma)、 次生受業(upapajja-vedaniya kamma)、 後後受業(aparapariya-vedaniya kamma)、 既有業(ahosi kamma)である。…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」10-3(292/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《中部》(Majjhima Nīkāya)の中において、《小業分別經》(Cūḷakammavibhaṅga)という名の經がある。 私は、この經に基づいて、業と果に関しての説明をしてみたいと思う。 ある時、世尊は舎衛城のジェータ林給…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」10-2(290/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 仏陀は続けて開示して言う: 「比丘たちよ。 あなた方は『行図』と呼ばれる図書を見たことがありますか? 「見たことがあります、世尊。」 「比丘たちよ。 『行図』と呼ばれる図書は、色々な内容がありますが、そ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」10-1(288/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> Ⅶ 皮帯(=皮ベルト、皮の首輪、以下同様)束縛經(二) (Gaddulabaddha Sutta 2) 私はこの様に聞きました。 ある時、世尊が舎衛城に留まっていた時の事。 世尊は比丘たちに以下の様に話した: 「比丘たちよ。…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」9-2(286/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ここにおいて、仏陀は20種類の薩迦耶見(sakkāyadiṭṭhi、身見)すなわち、ある個体(=個人)が存在していると考える邪見を解説した。 私は、この20種類の薩迦耶見について解説したいと思う。 色蘊に関しては、四…

般若の独り言~翻訳の終点

パオ Sayadaw 著「顕正法蔵」の拙訳を、お読み頂きまして、ありがとうございます。 「顕正法蔵」の翻訳は、あと残す所、実質、130頁程になりました(各種の表は<菩提樹文庫>管理人様に制作して頂く事になっています)。 後一か月か二か月程で、終了します…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」9-1(283/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> Ⅵ 皮帯(=革ベルト、皮の首輪、以下同様)束縛經(一) (Gaddulabaddha Sutta 1) 《皮帯束縛經》は、二部存在している。この二部とも、我々は研究したいと思う。 第一部の《皮帯束縛經》の經文は、以下の様に…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」8‐2(279/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 2 跋提迦尊者(Bhaddiya Thera) 跋提迦は、カピラバットゥの婆羅門の家の子であって、我々の菩薩が生まれた時、跋提迦の父親が、菩薩の為に面相を占った八人の婆羅門の内の一人であった。 当時、彼の父親はすで…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」8-1(276/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> Ⅴ 五比丘(Pañcavaggiyā) ここにおいて、みなさんに《転法輪経》と《無我相經》の中において言及された所の五比丘を紹介したいと思う。 彼らは、かつて、過去生において波羅蜜を累積した。 まず私は、憍陳如尊者…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7-7(272/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 「沙門ゴータマの弟子は、どの様にして、彼の教えを履行し、彼の勧告に従い、導師の教法の中で懐疑を超越し、困惑を避け離れ、堅信を獲得し、他人に依存しないでいられるのか?」 「ここにおいて、火吠舎よ。 如…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7‐6(268/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 仏陀がこの様な比喩を述べる含意は何であろうか? 識(viññāṇa)の特徴は、目標(所縁)を認識する事である。 もし、識を、人を騙す、人をして邪見を起させるという観点から見ると、識は、魔術と同じである。 た…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7-5(267/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 仏陀は、この様な比喩でもって何を説明しようとしているのであろうか? ちょうど、芭蕉樹がの幹が、多くの層の鞘の合成体であて、それぞれの層には、それぞれの特徴がある様に; 行蘊(saṅkharakkhandha)もまた…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7-4(265/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ある時、世尊はガンジス河の阿約迦(Ayojjhā)に留まった。 世尊が初めて阿約迦に来た時、そこに住む居士が、世尊とサンガに僧院を一座供養した。 世尊がそこに住んでいる時、ある日の夕方、彼は香舎から出て、ガ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7-3(262/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《中部・闡陀教誡經》(Majjhima Nikāya、Chunnovāda Sutta) の註釈の中において、 「これは私のものではない; これは私ではない; これは私の私ではない」というのは、三相である、述べている; 故に、もし、…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7‐2(260/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 彼らは、また、色法は苦であると照見する。 どの様な種の苦であるか? 行苦(saṅkhāra-dukkha)、すなわち、不断に生・滅に圧迫される苦である。 もし、ある物が、不断に生・滅の圧迫を受けるならば、我々はそれ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」7-1(258/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> Ⅳ 無我相經 (Anattalakkhaṇa Sutta) この經は、仏陀が成道した後、人間(=人の住む社会)において、開示した二番目の經である。 開示した時間は、仏陀が成道の後、最初の雨安居の五日目、またすなわち、仏陀が…

般若の独り言~縁起

今日、日課にしている水中運動に行った所、ある方が 「貴女尼僧さんだから、拝むんでしょ?」 と、少し小ばかにした様に、両手を拝むように、擦って見せた。 私は 「えぇぇぇ・・・?? 私たちテーラワーダ、南伝仏教の者は、拝んだりしないですけど」と小声…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-60(254/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 17 如何にして痛苦を滅し除くのか あなたは、痛苦(=苦痛)から脱離(=逃れる)したいですか? もし、苦から離れたいのであれば、《諦相經・重閣經》(Kūṭaghāra Sutta、Sacca Saṁyutta)を耳を澄まして聞いて…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-59(252/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 15.1 聞随行經 《増支部》(Aṅguttara Nikāya)の《聞随行經》(Sotānugata Sutta)の中において、仏陀は解と行が共に重い(=良好である)比丘には、四種類の結果がある、と述べている。 この様な比丘は、仏陀の…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-58(250/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 14.5 無上円満正覚 仏陀は引き続き開示して述べる: 「比丘たちよ。 私が、この三転12相四聖諦の如実知見に対して、いまだ充分に清浄でないならば、私は諸天、魔、梵天、諸々の沙門、婆羅門、諸天と人間の世間に…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-57(248/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 14.3 苦滅聖諦 同様に、仏陀は三種類の方法でもって、以下の様に、集諦を教導する: 「次に、比丘たちよ。 私が『これは苦滅聖諦である』と思惟した時 ーーこれはいままで聞いた事のない法であり、私の心中には目…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-56(245/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 14.1 苦聖諦 仏陀は続いて開示して言う: 「比丘たちよ。 私が『この苦聖諦は了知されなければならない』と思惟した時ーー これはいままで聞いたことのない法であり、私の心中には、目(徹底した見)が生起し、智…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-55(242/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 14 仏陀自身の四聖諦の体験 《転法輪経》の中において、仏陀は彼自身自ら体験した四聖諦を説明している。 彼はどの様に述べているのか? 經文を見てみよう: 「比丘たちよ。 私は『これは苦聖諦である』と思惟し…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-54(241/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13.4 上級レベルの観智 引き続き、仏陀は観禅の第三段階を開示する、それは以下の如くである: 「或いは、彼が『有身(=身はあるという事、以下同様)』の正念を建立するのは、ただ更に高度な智慧と正念の為であ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-53(238/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13.3.6 呼吸の因縁生・滅 刹那から刹那の間の生・滅を明確に見ることが出来る時、もし、あなたが因と果の二者を無常・苦・無我として観照するならば、当該の観智は「思惟智」(sammasanañāṇa)と言う。 一つひと…

般若の独り言~一千万年の孤独

今毎日、パオ Sayadawの著作『顕正法蔵』を翻訳しています。今日は【因縁生・滅と刹那生・滅】の部分でした。 私、子供の頃から <刹那生・滅> って何だろうか?と思っていました。 <因縁生・滅>ではあまり強く感じませんが、 <刹那生・滅>と聞くと、こ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-52(236/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13.3.5 因縁生・滅と刹那生・滅 仏陀はまた続けて開示して言う: 「或いは身の生起と壊滅の現象を観照して安住する。」 この経文の句の意味は以下の通り: あなたは因縁生・滅及び刹那生・滅という、この二者を…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-51(230/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13.2 思惟智 五取蘊及びそれらの因は、行法と呼ばれる; それらは観智の目標である。 あなたは、それらの刹那生・滅を明確に知見する為に、それらの無常・苦・無我の本質を観照しなければならない。 もし、この一…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-50(225/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13.1.1 縁摂受智 この様に修行する時、あなたは容易に、過去世において累積した業力が、あなたのこの一世の結生刹那の時の色蘊を生じた事を了知することができる。 この種の因彼所縁関係はどの様にして観察する…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-49(223/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 13 三種類の観智 「彼は身の生起の現象の観照に安住し、身の壊滅の現象の観照に安住し、または身の生起と壊滅の現象の観照に安住する」 この經文においては、三種類の観智が含まれている、すなわち: 1、縁摂受智…