Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『親知実見』#33-22未完

前に述べた10種類の特徴は、みな、触覚を通して、直接感知することができるが、しかし、最後の流動性と粘着性という、この二種類の特徴は、そのほかの10種類の特徴から推測・断定したものである。これが、この二種類を最後に教える理由である。

般若の独り言~言語道断とは何か

皆様は 『言語道断』 という言葉を聞く時、その意味をどういう風に受け取られますか? 私が若い頃に、日本語で書かれた小説を読んでいて、この言葉が出てくるのは、たいていは、主人公が非常に怒っていて、一言も言葉を発せないほどだ、という場面に使われる…

般若の独り言~二元論を超えて

先日、年寄りの集まりでの事。 あと何年かしたら、目出度く100歳になろうかという お婆さんが、 「私は色が黒くて恥ずかしい」 と言うのです。 この人は、農家の方で、若い頃からずっと、外で仕事をしてきたわけですから、日に焼けて、お顔が黒いのも、当…

PC買い換えます

読者の皆様へ 長年使用して来ましたPCの調子が悪く(しばしば画面がフリーズする)、新しいPCの、買い替えを計画しています(5月中の予定)。 それまでは時々、翻訳文がUP出来なかったり、コメントのお返事ができない時があるかと思います。 ご寛恕のほど、…

般若の独り言~花祭りと平和への祈り

昨日17日(土)は、近所の禅寺で お釈迦様の誕生を祝う <花まつり> がありました。 私は若い頃より、タイや緬甸で仏教の勉強をして、日本の お寺さんには余り縁がないのですが、昨日は、知人 (Aさん、ミャンマー人女性)のお誘いを受けて、禅寺の <花まつり…

翻訳『親知実見』#33-21

6)軟らかさ:柔らかさを識別する為に、舌でもって、唇の内側を軽く押してみて、その軟らかさを感じ取り、その後に全身をリラックスさせる。あなたが、全身の各所において、容易に軟らかさを識別できる様になるまで、系統的に修習する。 その後に、全身の推…

rzsr様コメントへの回答ー2

rzsr様の 「縁起」、「名色分別」の修行とは何か? というご質問にお答えします。 「縁起」の修行は、己自身の過去世を振り返って確認する修行です。 その前に、サマタ(止禅)の修行をして、初禅(またはそれ以上、四禅を証得していると、なお良い)を…

rzsr様コメントへの回答―1

rzsr様、本日、過去のブログ(2019年4月28日のブログ)にコメントを頂き、ありがとうございます。 (現在、パソコンの調子が悪く、私の回答が尻切れトンボになる場合がありましたら、ご容赦さい。 新しいパソコンを準備中ですので、新調なり次第、回答を…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #33-20

4 )重さ:重さを識別する為に、あなたは、膝の上に、手を置き、その上にもう一つの手を重ねて、上においた手の重さを感じる様にする。 または、頭を前方に垂れて、頭の重さを感じる様にする。 全身の各所すべてにおいて、重さを感じる事が出来る様になるま…

翻訳『親知実見』#33-19

2)硬さ:硬さを識別する為に、あなたは歯を咬みしめてみて、その後に、(顎を)緩めて、それらの硬さを感じてみる。 硬さを感じた後、頭から足先までにおいて、系統的に、全身の各所において硬さを識別する様、チャレンジする。 この方法は、推進性を識別す…

翻訳『親知実見』#33-18

如何にして12の特徴を識別するのか 1)推進性:推進性を識別する為に、あなたは、触覚を通して、呼吸する時の頭部中央の推進を感知することができる。それを識別した後、心の中で、それが明晰、明瞭になるまで、それに専注する。次に、注意力を近くの身体の…

翻訳『親知実見』#33-17

また、如法に、(シャーリプトラ長老が)述べた様に、身体の四個の部分、四界の中において、如何なる有情も存在しない、という事を示しており、それはすなわち、『骨を縁にして、腱を縁にして、肉を縁にして、皮を縁にして包まれた所の空間をこそ色(rūpa)…

般若の独り言~心で聞く

[用你的”心”来聴聞仏法、 而不是用你的耳朶。(阿姜査)] 仏法は、あなたの心でもって聞きなさい、 仏法は、あなたの耳で聞くものではないのです。 (『何来阿姜査』 (アチャン・チャーはどこから?)P 32) 仏法は”心”で聞くべし・・・ 最近、つくづく、…

翻訳『親知実見』#33-16

如何にして四界差別を修習するか パーリ聖典には、二種類の四界差別の修習方法が書かれている:簡略法と詳細法である。 簡略法は、智慧の鋭い者に適し、簡略法の修習に困難を覚える者は、詳細法を選ぶことができる。 仏陀は《大念処經》の中において教導した…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #33-15

観の修習の始め 今、あなたは、正式に観の修習をしている、とは言えない。しかし、我々は、これは観の修習の始まりである、と言える。というのも、四界差別の修行を終えた後、あなたは究極色法を識別する能力を育て上げたからであり、そして、これは観の修習…

翻訳『親知実見』#33-14

一日の内に食べた食物、その食素は、この様にして、新しい色聚を、7日の長きにおいて、生じせしめることができる。ただし、具体的にどれほどの代、生じせしめることができるのかは、食物の品質による。天界の食素は最も殊勝であり、この様にして、生じる色聚…

翻訳『親知実見』#33-13(189/446)

食生色 食生色(āhāraja rūpa)もまた、八法聚によって構成されている。それらの食素は、食生食素(āhāra ojā)に属し、我々が食用としている食物と飲料において生じる。 食器の中の食物、消化器観管道の中の食物(口中の食物、食のみ込んだばかりの、胃の中…

翻訳『親知実見』#33-12

時節生色 時節生色(utuja rūpa)は、八法聚によって構成されている。それらの食素は、時節生食素(utuja ojā)であり、すべての色聚の中においてかの第三界ーー火界(tejo dhātu)<注174>から源を発している。 すべての色聚の中の、火界は、みな、時節生…

翻訳『親知実見』#33-11

三番目の例は、止・観及び道、果の心である。 これらの心は、非常に純粋、清らかであって、力があり、殊勝なものである。というのも、それらには、汚垢(upakkilesa)がないが故に。 これらの心は多くの代の、純潔で清ら、殊勝な心生色法を生じせしめること…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #33-10

心生色 心生色(cittaja rūpa)は、八法聚によって構成されている。それらの食素(ojā)は心生食素であり、しかも、心処に依存して生起する所の心によってのみ、生じるのであり、五根門または五依処より生起した心によって生じるのではない。 これ以外に、結…

翻訳『親知実見』#33-9

仏陀はまた言う、 結生の直接的な因は業であるが、しかし、結生が果報になり得るためには、貪愛が欠かせない。 人類が結生する時、人類の生命を生じせしめることのできる色法<注169>の業は善業であるが、しかし、結生自体の発生は、「取」であり、「取」は…

ミャンマー(緬甸)支援のお願い

本日早朝の、インターネット・ニュースで、ミャンマー(緬甸)で、またまた軍部による虐殺が起きた、とありました。 中部バゴーで市民82人死亡・・・ 仏教に篤い国なのになぜ、と問われても、私も言葉もありません。 第二次世界大戦終了直後、「建国の父」と…

般若の独り言~携帯購入しました!

私は昔からパソコン派で、携帯電話に余り興味がありませんでした・・・出家してからは、仕事もしておりませんし、急な連絡、急ぎの用事もほぼないですし。歩いている最中に電話が鳴って、その場で出るのも、気乗りがしない・・・。 ただ、運転が下手なので、…

翻訳『親知実見』33-8

業生色 業生色(kammaja rūpa)は、命根九法聚、及び眼、耳、鼻、舌、身と心と性十法聚を含む。 それらの食素(ojā)は、業生食素(kammaja ojā)である。 業生色の内において、我々は、第二聖諦ーー苦集聖諦ーーの真実の面貌の概略を覗き見ることができる。…

般若の独り言~泰然自若

先日、老人向け体操教室での会話。 90歳のおばあさん(Aさん) 「私、メガネかけなくても、新聞が読めます」 私 「私も、眼鏡なしで、新聞、読めますよ」 もう一人のおばあさん(Bさん) 「90歳のおばあさんが、眼鏡なしで新聞読めるのはすばらしいけれど、7…

翻訳『親知実見』#33-7

色法の四種類の生因色法の基本的な構成の説明を終えた。今、我々は、四界差別を修習する時に、同じ様に識別しなければならない色法の生起の因について、大まかな説明を行う。 色法には、四種類の生起の因がある: 業、心、時節(季節)と食である; または、…

翻訳』『親知実見』#33-6

3)性十法聚は全身に分布している。その中の十番目の色法が性色(bhāva)である。 二種類の性色がある:<注166> ⅰ)男性色(purisabhāva):それは、男性の生理の特徴を表現し、人をして「これは男性である」と知らしめる。 男性色は、男性にのみ、見られ…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #33-5

1)眼(目)、耳、鼻、舌と身十法聚は、それぞれの感官の内部に分布しており、十番目の浄色(pasāda-rūpa)は、すなわち、それぞれの依処である。 五種類の色依処(vatthu)(眼、耳、鼻、舌と身処)はまた、五種類の色根門(dvāra)<注161>でもある。 2)…

般若の独り言~機嫌よく生きる

もし、人に、 「あなたは何を目的に、それほど熱心に仏教を学ぶのですか?」 と聞かれたら、私は 「今生を、機嫌よく生きたいから」 と答えたいと思います。 私は子供の頃から仏教が好きでしたが、では一体、 【ゴータマ仏陀は何を教えたのか?】 という、仏…

翻訳『親知実見』#33-4

二番目の色聚は、上記の八種類の、基本的な色法(八不離色)と、九番目の命根(jīvitindriya)を含むものである。 九種類の色法を含むため、この類の色聚は、九法聚(navaka kalāpa)呼ばれる; また、九番目が命根である為、命根九法聚(jīvita-navaka-kalā…