Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(37-4)(私家版)

《第四 恭敬品》……………………………… 31.” ‘ 私は鉢の食を恭しく食する事 ‘ を学ばなければならない。……………………………………………………………… ”32.” ‘ 私は鉢食に注意を払って食する事 ‘ を学ばなければならない。 ………………………………………… ”33.” ‘ 私は順序よく鉢食を食する事…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(37-3)(私家版)

《第三 腰当品》21.” ‘ 私は腰に手を当てないで、俗人の家、俗人の間に行く事 ‘ を学ばなければならない。” …………………………………………… 22.” ‘ 私は腰に手を当てないで、俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。”………………………………………………………………… 2…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(37-2)(私家版)

《第二 大笑声品》……………………………… 11.” ‘ 私は大声で笑いながら俗人の家、俗人の間に行く事をしない ‘ 事を学ばなければならない。”………………………… 12.” ‘ 私は大声で笑いながら俗人の家、俗人の間に坐る事をしない ‘ 事を学ばなければならない。 ”…………………………

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(37-1)(私家版)

【75衆学法】……………………………… 衆学法は、合計75条あり、《比丘パーティモッカ》に収録されている。出家の衆は、以下の内容をしつかり覚えておかねばならない。。。。。。。。。。。。。 《第一 斉整品》……………………………… 1.” ‘ 私は下衣を正しく着る事 ‘ を学…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(36-1)(私家版)

【手洗行儀】………………………………………… 1.”Na thatio agilāno uccāram vā passāvam vākarissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 病のない時、私は立って排便又は排尿をしない事 ‘ を 学ばなければならない。” 病によって、坐る事もしゃがむ事も出来ない者で、坐って用を…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(35-5)(私家版)

8.” Na sayanagatassa agilānassa dammam desessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は病なくして(ベッドに)横になっている者に説法をしない事 ‘ を学ばなければならない。 ” 例えば、地面に寝ていても、その者に説法してはならない。。。。。。 9・” Na pall…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(35-4)(私家版)

6.”Na upāhanārulhassa agilānassa dhammam desessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘私は病なくして靴を履く者に説法をしない事 ‘ を学ばなければならない。 ” …………………………… ここで言う靴とは、パードゥカ以外のすべての靴類の事である。一群の人々がいて、一部…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(35-3)(私家版)

4.”Na āvudhapānissa agilānassa dhammam desessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は病なくして手に弓矢を持つ者に説法しない事 ‘ を学ばなければならない。 ” この場合、ピストルも含む。もし、それを身に着けているだけで、手に握らないならば、その者に…

当ブログについて

当ブログは、Burma パオ森林僧院 ヤンゴン分院所属の Paññādhika Sayalay によって管理されています。。。 その主な目的は、南伝仏教、原始仏教系列の書籍(中国語版)を和訳して、UP・公開する事です。。。。。。。。。。。。。 これまで25年間に亘って和訳…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(35-2)(私家版)

2.”Na dandapānissa agilānassa dhammam desessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は病なくして手に杖を持つ者に説法をしない事 ‘ を学ばなければならない。 ”……… ここで言う所の、手に持つ杖、その杖の長さは6尺(=2m)とする。もし、人がこの杖を横に置い…

アリヤナンダ大長老著《止禅四十業処》英語版の勧め

日本に住んでいますと、サンガ(お寺)、僧侶方への対応の仕方が、よく分からない事があります。。。。。。。。 日本のほとんどの僧侶(尼僧も含む)が、五戒を守らず(結婚しており、飲酒もする)、お寺が普通の家庭とあまり変わらない雰囲気を持ち(代々、生まれ…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(35-1)(私家版)

【説法行儀】説法行儀は、16種ある。内容は以下の通り。。。。。。 1.”Na chattapānisā agilānassa dhammam desssāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は病なくして手に傘を持つ者に説法をしない事 ‘ を学ばなければならない。”………… 人が、傘を横に置いたなら…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-9/10)(私家版)

20.”Na ogunthito antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ………………… ” ‘ 私は頭を覆わないで、俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 ” ………… 上記の二カ条は、故意でない時は不犯。病気の者、村落在住の比丘は不犯。。。。。 21…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-8)(私家版)

15.”Na sīsappacālakam antaraghare gamissāmīti sikkhā karanīyā.” ………… ” ‘ 私は頭を揺らしながら俗人の家、俗人の間に行かない ‘ 事を学ばなければならない。 ” …………………………… 16.”Na sīsappacālakam antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ………

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-7)(私家版)

11.”Na kāyappacālakam antaraghare gamissāmīti sikkhā karanīyā.” ………………………………… ” ‘ 私は身体を揺らさないで、俗人の家、俗人の間に行く事 ‘ を学ばなければならない。” …………………………………… 村や町に行く時、酔漢の様に身体を揺らしながら行ってはならない…

旙動・風動・心動

昔、中国の禅寺での話。。。。。。。 風が吹いて、旙(旗)がパタパタ、はためいている。。。。 出家の僧、沙弥たちが、己の浅知恵を披露したくなり、口喧嘩を始めた。。。。。。。 『旗は、風が吹くから揺れるのだ』(風動) 『いやいや、旗が揺れるから、風が…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-6)(私家版)

10.“Appasaddo antaraghare nisīdīssāmīti sikkhā karanīyā.“ “ ‘ 私は、低い声で俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 “ ここで言う “ 低い声 “ とは、話をする時の声の高さを3ヤード(2.7m)以内にする事である。この範囲を超えて…

コメント欄を閉鎖しました

本日、当ブログのコメント欄を閉鎖しました。これより以降、読者の皆様からの、コメント欄記入はなくなります。 理由は、当ブログのコメント欄に書かれます内容が、私が逐次翻訳し、公開しております、仏陀の教え、仏陀のダンマへの質問ではなく、他僧院所属…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-5)(私家版)

8.”Na jjaghikāya antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は大きな声で笑う事なく俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 ” ………………… 戒律による拘束はないものの、僧人は、寺院内においても、酔人の様に大きな声で笑ってはな…

天台宗尼僧さんの性被害

WEBニュースによりますと、天台宗の尼僧さんが、同じ天台宗の僧侶から、14年間も性被害を受けていたそうです。。。。。。 加害者である、その男性僧侶の脅し文句は、……………………………………… 【聖職者の私に逆らうと地獄に落るぞ】。。。。。。。。。。。 25年前…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-4)(私家版)

6.”Na ukkhitakāya antaraghare nisidisaāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は衣を高く持ち上げて俗人の家、俗人の間に坐る事をしない ‘ を学ばなければならない。” ………………………… 袈裟の中から品物を取り出す時、身体を晒さない様(肌を見せない様)に、気をつけ…

春は名のみの(出坂ー注1)

春は名のみの風の寒さや〜 3月3日、お雛様の日は通常暖かい印象ですが、今年は寒かった!!!! 本日4日の朝も、ストーブ焚いてます (〈もうお終い!〉と思っていた灯油を慌て買い足しました。)。。。 でも、一歩外に出ると、空は明るく、菜の花、オオイ…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-3)(私家版)

4.”Okkhittacakkhhu antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ……… ” ‘ 私は目を伏せて俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 ”…………… 危険が生じた時は目を上に上げてもよい。5.”Na ukkhittakāya antaraghare gamiāmīti sikkhā kar…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-2)(私家版)

2.”Susamvuto antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は(姿勢を)よく保ちながら、俗人の家、俗人の間に坐する事 ‘ を学ばなければならない。 ” 腕を振ったり、貧乏ゆすりをしたり、をしない。 3.”Okkhittacakkhu antaraghare gamissāmīti s…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-1)(私家版)

【入村行儀】 僧人は、寺院を離れて、村や町に入る時、24カ条の行儀を遵守しなければならない。その中のニカ条、如何にして衣を着るかと言う行儀は既に述べたが、その他の22カ条は、以下の通りである。。。。。。。 1.” Susamvuto antraghare gamissām…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-18)(私家版)

30.”Na sasitthakam pattadhovanam antaraghare chaddessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘私は、鉢を洗った水に、米飯の粒が混ざっているならば、俗人の家、俗人の間に捨てない事 ‘ を学ばなければならない。 ” …………………… もし、米飯の粒と(鉢を洗った水が)分…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-17)(私家版)

29.”Na sāmisena hatthena pānīyathālakam patiggahessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は食べ物がついた手でもって、飲水器(コップ等)を持たない事 ‘ を学ばなければならない。” もし、手の一部分(だけが)食べ物で汚れているならば、その部分でもって、受…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-16)(私家版)

26.”Na hatthanillehakam bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ ‘私は手を舐めながら食する事をしない ‘ を学ばなければならない。 ”…………… 飲食をする時、手を舐めながら食べたり、手のひらを 舐めながら食べたりしない。この動作は、側にいる人に嫌悪さ…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-15)(私家版)

22.”Na sitthāvakārakam bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā.” ……………………… ” ‘ 私は米飯の粒を散らかして食事をしない事。‘ を学ばなければならない。” 浪費をしない習慣を養わなければならない。一粒のお米であっても、然りである。残りの羹を捨てる時に、米…

大愚和尚を読む(その5ー涅槃)

大愚和尚は著書「ひとりの『さみしさ』とうまくやる本」の中で【睡眠と涅槃は同じものだ】と言います(P124)。。。。。 和尚さん、残念ながら睡眠と涅槃は全く異なるものです。睡眠は有為法、涅槃は無為法で、その内実は、180度異なります。。。。。。。。…