Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

翻訳『禅修指南』6‐9

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 色法の本質 この28(+種類の)色は、単独では存在する事ができない。ただ、色聚として構成された形態でのみ出現する。 すなわちそれは、最も小さい色法の構成・構造であって、その名はまた「密集」(ghana)とも…

般若の独り言~翻訳も晴れたり曇ったり

この何日か、雨が降ったので、翻訳が少し進みました。 精舎の庭は、晴れた日に、草むしりなどして、少し見栄え、よくなりました。 といっても、一面芝生で、雑草が一本も生えていなくて、バラが美しく満開で・・・というセレブの庭?とは全く異なっていて、…

翻訳『禅修指南』6‐8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (22~24) 変化色(vikārā rūpa)。五種類ある: 1、色軽快性(lahutā): 心生、時節生及び、食生真実色の軽快性。 2、色柔軟性(mudutā): 心生、時節生及び、食生真実色の柔軟性。 3、色適業性(kamm…

翻訳『禅修指南』6‐7

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (19) 制限色(pariccheda rūpa)。 すなわち、空界(ākāsa dhātu)の事である。 一つひとつの色法は、皆、その他の色法と混同して一体となる事はなく、其々、限界を持っている。この限界及び、色聚と色聚の間…

翻訳『禅修指南』6‐6

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (18) 食色(āhāra rūpa) 段食(kabalīkāra āhāra)は、食物の中の食素(ojā)である。 一切の色聚の中には、皆、食素色(ojā rūpa)がある。 業生、心生及び時節の色聚でさえも(+それを)含む。 それら食…

翻訳『禅修指南』6‐5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 28種類の色法 三遍知を育成する為には、五取蘊を構成する一切の名色法を、徹底的に、明確にしなければならない。 故に、禅修行者は一切の色法と名法を知り、学習し、暗記しなければならない。以下は、28種類の究…

翻訳『禅修指南』6‐4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (二)禅修行者は、正確に、また如実に、名色法の因を、知見しなければならないが、この智慧は「縁摂受智」(paccaya pariggaha ñāna)と言う。 名色分別智と縁摂受智は、明確に、また正確に、観禅の目標としての…

翻訳『禅修指南』6‐3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> これらの經論の指示によると: (一)禅修行者は先に、五取蘊を構成する所の、一切の名色法を、個別に識別しなければならない。 一切の色法を個別に識別する智慧を「色分別智」(rūpa pariccheda ñāna)と言う; …

翻訳『禅修指南』6‐2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 当該の経の註釈は、更に一歩進んで以下の様に解説する: 「それは三遍知の事である」と: Iti imasmiṁ sutte tissopi pariññā kathitā honti. ’Abhijānan'ti hi vacanena ñātapatiññā kathitā、 ’parijānan'ti va…

翻訳『禅修指南』6‐1(63 /520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第五章:色業処の基本理論 観禅の修行における諸法の観照 ’Sabbaṁ bhikkhave anabhijānaṁ aparijānaṁ avirājayaṁ appajahaṁ abhobbo dukkhakkhayāya・・・(P)・・・Sabbāñca kho bhikkhave abhijānaṁ parijānaṁ…

翻訳『禅修指南』5‐16

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 近行定に向かって 四界に基づいて、定力を育成して、近行定に向かう時、あなたは、異なった種類の光を、見る様になる。 ある種の禅修行者は、その始まりの段階において、その光は、灰色の煙の様である。 もし、引…

翻訳『禅修指南』5‐15

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (七)諸々の相を識別する(lakkhaṅato): あなたが、禅の修行を開始したばかりの者で、一つひとつの界の、自性相(sabhāva‐lakkhaṅa、すなわち、特徴)が、いまだ明確でない時、それらの作用または現起(現象)…

翻訳『禅修指南』5‐14

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (五)概念を超える(paññattisamatikkamanato): 「地水火風」と心で念ずるだけではいけない。同時に、それらが代表する所の、真実・内実に注意を払う。すなわち:硬さ、粗さ、重さ、滑らかさ、軽さ、流動性、…

翻訳『禅修指南』5‐13

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (一)順序良く(anupubbato): ここで言う順序とは、仏陀の教えた順序、すなわち、地、水、火、風である。 (二)速すぎない(nātisīghato): 速すぎると、四界がよく観えない。 (三)遅すぎない(nātisaṇika…

翻訳『禅修指南』5‐12

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 10種類の定力を育成する方法 《清浄道論》では、10種類の、法の観察を通して、定力を育成する方法を、述べている。 すなわち: 順序よく、速すぎない、遅すぎない、干渉を避ける、 概念を超える、不明確なものは…

翻訳『禅修指南』5‐11

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 今、あなたはこの、身体に遍満する 12種類の性質を識別する事に熟練した。 (+あなたにとって)それらが、明晰になった時、そして、それらが、同時に出現する様に感じられる時、あなたはそれらを、地、水、火、…

翻訳『禅修指南』5‐10

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 諸界のバランス この様に修行する時、ある種の禅修行者は、諸界におけるバランスを、失うことがある。 ある種の界が強すぎて(=強く感じ過ぎて)我慢できない程になる。 特に、硬さ、熱さと推進がそうである。 …

翻訳『禅修指南』5‐9

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (十一)「流動(+性)」を識別する為に、あなたは、唾液が口の中に入って行く流動、血管の中の血液の流動、空気が肺に入る時の流動、または熱気の全身における流動を、察知する様にする。 万一、流動の性質が明…

翻訳『禅修指南』5‐8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (六)次に、舌でもって、唇の内部を押してみて、「柔らかさ」の性質を、感じる取る様にする。 その後、全身の柔らかさを遍照出来るまで、継続して、系統的に修習する。 その後、全身の推進、硬さ、粗さ、重さ、…

翻訳『禅修指南』5‐7

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (三)その後、「粗さ」の識別に進む。舌でもって、歯に触り、舌で歯を摩擦してみる。 または、手の甲でもって、もう一つの手の甲をこする。 この様にすれば、粗さの性質を知る事ができる。 もし、粗さを感じ取る…

翻訳『禅修指南』5‐6

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (一)「推進(+性)」の識別を開始する場合、呼吸する時の風大が、頭の中央を押す、その推進力に注意を払う。 もし、それを察知する事が難しいならば、吸気する時の、胸部または腹部の移動に、注意を向けてもよ…

翻訳『禅修指南』5-5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 四界分別観を修習する時、先に、この 12種類の性質を、逐一、識別する。 初心者については、通常、先に、比較的識別し易い性質を教え、その後に比較的難しいものを教える。 (+識別するのが)簡単なものから、難…

翻訳『禅修指南』5‐4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 四界分別観入門 緬甸パオ(Pa-auk)禅林において指導されているのは、全身の四界を遍照する修習方法である。 それはすなわち、地界の硬さ、粗さ、重さ、柔らかさ、滑らかさ、軽さの六種類の性質; 水界の流動及び…

翻訳『禅修指南』5‐3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 次に、或いは、シャーリプトラ尊者が述べた如くの、身体の四つの部分において、四界を顕示する中に、如何なる有情も存在しない(+という事を知る)。 すなわち:『骨により、腱により、肉により、皮によって包ま…

翻訳『禅修指南』5‐2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《清浄道論》(第11章)は、更に一歩踏み込んで、以下の様に解説している: 「故に、この業処を修習したい利慧者は、まず先に、静かな場所で独居し、己自身の、全色身に対して、以下の様に念慮する: 『この身の…

翻訳『禅修指南』5‐1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 翻訳者よりお願い:本書『禅修指南』の順序に従って、《第四章 四界分別観》を翻訳致しますが、当該の章を読んだ後、四界分別観を、正師に付かずに、個人で修習するのは厳禁です。正師の毎日のインタビューもない…

翻訳『禅修指南』4‐32

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《相応部・蘊品・三摩地経 Samādhi Sutta、Khandhavagga、Saṁyutta Nikāya》の中において、仏陀は以下の様に言う: 「比丘たちよ。 あなた方は、定力を育成しなければならない。 比丘たちよ。 定力のある比丘は如…

翻訳『禅修指南』4‐31

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 慈心観は、瞋恨を取り除く最上の武器である;安般念は散乱を取り除く最上の武器である。 また、禅修行者の修行において、その信心(=自信・確信)が後退して、心内が暗くて鈍くなる時、仏随念を修行するのがよい。…

翻訳『禅修指南』4‐30

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 結論 慈心観、仏随念、不浄観、死随念という、この四種類の修行の法門は、四護衛禅という。 というのも、それらは、禅の修行者を、保護する事が出来るが故に。 《Meghiya Sutta》(増支部・Aṅguttara Nikāya)の…

翻訳『禅修指南』4‐29

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 死随念(maraṇānussati) パーリ聖典の《大念処経Mahāsatipaṭṭhāna Sutta》と 《清浄道論Visuddhimagga》によると、死随念は、あなたが曾て、見たことのある死体を用いて、修行する事が出来る、という。 故に、あ…