Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

般若の独り言~ラブ

バラのラブちゃん ラブ、という名前のバラが咲きました。 茎だけ上に伸びて、株全体は弱弱しかったので、どうしたものかと思案しておりました所、この梅雨空に、一輪大きな花が咲きました。 私がバラに興味を持った切っ掛けは、関東に住んでいた時、ご近所の…

般若の独り言~魂を震わす本

私に大きく影響した<魂の本>と言えば、三冊あります。 一冊目はパオ・セヤドーの『智慧の光』(拙訳あり) その前に読んだ「アビダンマッタサンガハ」(日巴対訳)も衝撃的でしたが、<締め>で言うと、先日翻訳を完成した『禅修指南』(Ven. U Puññānanda…

般若の独り言~とりあえず畑

「顕正法蔵」の翻訳を、一週間程、お休みします。 ゴチャゴチャしている精舎の庭を、少し片付けようかな・・・と。 庭の端に、引き抜いた雑草を、そのままそこへ積み上げてしまった区画があり、そこの雑草~枯れて土に戻りつつある~を、きちんと雑草置き場…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-130

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11.3 一支を捨離する:二支の具備 ここにおいて、捨離の一支は、「悦」(somanasa)、すなわち、心の楽受を捨離する事であるのを理解しなければならない。 実際、同一の一個のジャーナ心路過程の前の速行にお…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-129

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11.2 もう一つの問題 ここにおいて、以下の様な質問が出るかも知れない: 「もし、これらの受が、近行定において捨離されるならば、なぜに、ここにおいて言及されるのか?」 この様にするのは、それらの理解が…

般若の独り言~無価

<無価>・・・これは<ムカ>と読むのでしょうが、 <価値が無い><無価値>という意味では、ないです。 世の中の物・事には、値段のつけられらない程貴重なものがある=<無価格>という意味です。 この世で最も<無価>なものは何か? 仏法だと、私は思…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-128

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 当該の処において、この様に言うのは、(+その場所において)強化される事によって息滅されるからである。 というのも、初禅の発生は、それらが強化されて息滅するのであって、それらの、単なる息滅、ではない。…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-127

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11.1 註解 ここにおいて、「楽と苦を捨離する事を通して」とは、身の楽と身の苦を捨棄する事を通して、という意味である。 悦と憂の消逝:先の心楽と心苦の、この二種類の消逝を通して; その意味は、それらの…

般若の独り言~老後に2000万円

先日ニュースで、無職(専業主婦)の妻(60歳)と、退職した夫(65歳)が、95歳まで生きるとして、政府から給付されれる年金だけでは足りないので、それとは別に、2000万円の老後資金を用意した方がよいという、今後の経済動向的な調査内容が金融庁より発表…

般若の独り言~山紫陽花

山あじさい 写真は山紫陽花です。 庭に、実生で生えました。 小鳥が種を運んできたのでしょう。 花屋さんで売られている紫陽花も、<墨田の花火>だの、<万華鏡>だのとか色々、美しいもの、面白いものがありますが、実生の花木は、一体どんな小鳥が、どこ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-126(120/420)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11 第四禅 この様に、第三禅を証得した後、あなたは第三禅の五自在を修習しなければならない。 あなたが第三禅の五自在に熟練した後、第四禅に入る修行をしたいと思う時、あなたは、第三禅の欠点を思惟しなけれ…

般若の独り言~「顕正法蔵」顛末記

さて、二、三日お休みした後、いよいよ「顕正法蔵」を 翻訳します(私にとって、これが人生最後の翻訳です)。 120頁までは終わっていますので、残り300頁です。 大分前(2017年)ですが、「顕正法蔵」の冒頭を翻訳していて、「これは『智慧の光』とそっくり…

般若の独り言~『禅修指南』翻訳終了

『禅修指南』の翻訳が、終わりました。 今は、お茶飲んで、ほっと一息(お茶は、渋いのが好きな、年寄りです~笑)。 最後、追い込みました、競馬みたい(笑)。 やはり、終わりが見えてくると、嬉しくて、ちょっと疲れていても、ついつい、頑張ってしまうも…

翻訳『禅修指南』16‐1(520/520)(翻訳完了)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第15章 :14種類の心制御法 (一)順遍 地、水、火、風、褐色、黄色、赤、白を、初禅から第四禅までと、空無辺処定、識無辺処定、無所有処定、非想非非想処定の順で修習する。 (二)逆遍 上記(一)を逆に修習す…

翻訳『禅修指南』15-1(501/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第14章 : 道智と果定 禅修行者が己自身が已に道果を証悟したと思う時、当該の体験が真実であうかどうかを明らかにするために、多くの、何度も、点検しなければならない事柄がある。 というのも、諸々の禅修行者…

翻訳『禅修指南』14-1(483/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第13章 : 行道智見清浄義釈 六処門によって、智でもって、名色法の生・滅を観照する; また、七色観法と七非色観法によって、名色法の生・滅を観照する; 次に、光明から欲(nikanti)までに至る、観の随煩悩の…

翻訳『禅修指南』13-11(470/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《縁起第一法》 ’Nāyaṁ、bhikkhave、kāyo ・・・daṭṭabbaṁ’ ’Tatra kho、bhikkhave、sutavā ・・・nirodho hoti.’ (Saṁyutta Nikāya) 「比丘たちよ。 これら色身と名心(一切の色法と名法)は、あなたのもので…

翻訳『禅修指南』13-10(461/520)

yamaneko.hatenablog.jp <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (二)随観滅法(vayadhammānupassī) =壊滅を見る(ただ壊滅をのみ観ずる) 'Avijjānirodhā vedanānirodhoti・・・paccayanirodhaṭṭhena ・・・passati’. ’Avijjanirodhā rūpanirodhohi…

翻訳『禅修指南』13-9(455/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《生滅随観智》(Upayabyayañāṇa) 名色法と五蘊法の二者 生滅随観智の目標は蘊、処、界、諦、縁起支である。 縁起支においては、ただ、無明から有(bhava)までが、生滅随観智の目標の内である、とされる。(《…

翻訳『禅修指南』13-8(449/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《七非色観法》(Arūpa Sattaka vipassanā) 七種類の非色観法がある。 すなわち、聚によって、双によって、刹那によって、次第によって、除見によって、去慢によって、破欲によって(kalāpa、yamaka、khaṇika、p…

般若の独り言~あなたの目の中の丸太

「他人の目の中のゴミを問題にするより、あなた自身の目の中の丸太を、取り除く事に尽力しなさい」 は、キリストの有名な教えです。 己自身には、大いなる偏見と先入主がある。 そんなあなたに、他人を批判する資格などない、という教えです。 でも私、この…

般若の独り言~<0>のパワー?

『禅修指南』の翻訳に、ゴールが見えてきました。 520頁の大部で、二、三年かかると思っていましたが (開始時は、一日一ページ、ゆっくり翻訳するつもりでした)、今回、単語登録機能を駆使した事もあって、3,4か月で終了しそうです。 私は(自分の年齢…

翻訳『禅修指南』13-7(441/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 無我相は五 Anattā ca paraṁ rittaṁ、tucchaṁ suññanti tālīsaṁ. Vedanādayo khandhāpi、tatheva pañcakāpivā. (一)無我(anattato) Sāmi-nivāsi-kārakavedakādiṭṭhāyakavirahitāya suññato. Sayañca assāmika…

翻訳『禅修指南』13-6(427/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《40種類の思惟法》 《無碍解道》、《清浄道論》(第20章)が、思惟相(lakkhaṇa sammasana)の段階における、40種類の思惟法に言及しているが、暗記に便利な様に、大清浄寺(Mahāvisuddhārāma)の住職が、その書…

翻訳『禅修指南』13-5(418/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《粗い・微細/劣・優/遠・近》 この様に観照する時、もし、禅修行者が希望するならば、名色を粗い、微細などとして、これを観ずることもできる。 (一)五浄色と七境色(合計12色)は、智によって、識別され易…

翻訳『禅修指南』13-4(411/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《五蘊法》 禅修行者は、再度、処門によって、名法を観ずる(名業処の表参照の事)。 先に、再度、喜俱智相応大善速行の眼門と意門心路過程を識別する。一つひとつの心識刹那の色法を一組に纏め、名法を四組に纏…

翻訳『禅修指南』13-3(402/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《観智と神通》 過去と未来を識別する件に関して、幾人かの大徳は、已に神通(特に宿命通)を証得している人だけが、過去と未来を識別することができる、と言う。 実際は、過去と未来を識別するには、二種類の方…

翻訳『禅修指南』13-2(392/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《尊重すべき規則》 完全なる三輪転法教示(Teparivattadhamma desana、たとえば、《無我相經》)と、上に述べた註釈及び疏鈔の指示に基づけば(+観の修習とは)、過去、未来、現在、内、外等の、一切の行法(名…

翻訳『禅修指南』13-1(385/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第12章 : 道非道智見清浄義釈 Maggāmagga Ñāṇadassana Visuddhi Nīddesa 《思惟智》(Sammasanañāṇa) この観智は、正確で誤りなく、無随煩悩(upakkilesa)なる、恒古(=古くから変わらずにある)の観道であり…

般若の独り言~道非道智見清浄

『禅修指南』の翻訳を、毎日コツコツしておりましたら、案外に早くに進みまして、380頁まできました。 520頁(実質500頁)ー380頁=120頁で、これなら、後一か月くらいで終了できそうです。 これから翻訳する385頁以降に、(第12章)<道非道智見清浄>とい…