Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-7)(私家版)

11.”Na kāyappacālakam antaraghare gamissāmīti sikkhā karanīyā.” ………………………………… ” ‘ 私は身体を揺らさないで、俗人の家、俗人の間に行く事 ‘ を学ばなければならない。” …………………………………… 村や町に行く時、酔漢の様に身体を揺らしながら行ってはならない…

旙動・風動・心動

昔、中国の禅寺での話。。。。。。。 風が吹いて、旙(旗)がパタパタ、はためいている。。。。 出家の僧、沙弥たちが、己の浅知恵を披露したくなり、口喧嘩を始めた。。。。。。。 『旗は、風が吹くから揺れるのだ』(風動) 『いやいや、旗が揺れるから、風が…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-6)(私家版)

10.“Appasaddo antaraghare nisīdīssāmīti sikkhā karanīyā.“ “ ‘ 私は、低い声で俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 “ ここで言う “ 低い声 “ とは、話をする時の声の高さを3ヤード(2.7m)以内にする事である。この範囲を超えて…

コメント欄を閉鎖しました

本日、当ブログのコメント欄を閉鎖しました。これより以降、読者の皆様からの、コメント欄記入はなくなります。 理由は、当ブログのコメント欄に書かれます内容が、私が逐次翻訳し、公開しております、仏陀の教え、仏陀のダンマへの質問ではなく、他僧院所属…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(34-5)(私家版)

8.”Na jjaghikāya antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は大きな声で笑う事なく俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 ” ………………… 戒律による拘束はないものの、僧人は、寺院内においても、酔人の様に大きな声で笑ってはな…

天台宗尼僧さんの性被害

WEBニュースによりますと、天台宗の尼僧さんが、同じ天台宗の僧侶から、14年間も性被害を受けていたそうです。。。。。。 加害者である、その男性僧侶の脅し文句は、……………………………………… 【聖職者の私に逆らうと地獄に落るぞ】。。。。。。。。。。。 25年前…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-4)(私家版)

6.”Na ukkhitakāya antaraghare nisidisaāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は衣を高く持ち上げて俗人の家、俗人の間に坐る事をしない ‘ を学ばなければならない。” ………………………… 袈裟の中から品物を取り出す時、身体を晒さない様(肌を見せない様)に、気をつけ…

春は名のみの(出坂ー注1)

春は名のみの風の寒さや〜 3月3日、お雛様の日は通常暖かい印象ですが、今年は寒かった!!!! 本日4日の朝も、ストーブ焚いてます (〈もうお終い!〉と思っていた灯油を慌て買い足しました。)。。。 でも、一歩外に出ると、空は明るく、菜の花、オオイ…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-3)(私家版)

4.”Okkhittacakkhhu antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ……… ” ‘ 私は目を伏せて俗人の家、俗人の間に坐る事 ‘ を学ばなければならない。 ”…………… 危険が生じた時は目を上に上げてもよい。5.”Na ukkhittakāya antaraghare gamiāmīti sikkhā kar…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-2)(私家版)

2.”Susamvuto antaraghare nisīdissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は(姿勢を)よく保ちながら、俗人の家、俗人の間に坐する事 ‘ を学ばなければならない。 ” 腕を振ったり、貧乏ゆすりをしたり、をしない。 3.”Okkhittacakkhu antaraghare gamissāmīti s…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(30-1)(私家版)

【入村行儀】 僧人は、寺院を離れて、村や町に入る時、24カ条の行儀を遵守しなければならない。その中のニカ条、如何にして衣を着るかと言う行儀は既に述べたが、その他の22カ条は、以下の通りである。。。。。。。 1.” Susamvuto antraghare gamissām…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-18)(私家版)

30.”Na sasitthakam pattadhovanam antaraghare chaddessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘私は、鉢を洗った水に、米飯の粒が混ざっているならば、俗人の家、俗人の間に捨てない事 ‘ を学ばなければならない。 ” …………………… もし、米飯の粒と(鉢を洗った水が)分…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-17)(私家版)

29.”Na sāmisena hatthena pānīyathālakam patiggahessāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ 私は食べ物がついた手でもって、飲水器(コップ等)を持たない事 ‘ を学ばなければならない。” もし、手の一部分(だけが)食べ物で汚れているならば、その部分でもって、受…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-16)(私家版)

26.”Na hatthanillehakam bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā.” ” ‘ ‘私は手を舐めながら食する事をしない ‘ を学ばなければならない。 ”…………… 飲食をする時、手を舐めながら食べたり、手のひらを 舐めながら食べたりしない。この動作は、側にいる人に嫌悪さ…

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(29-15)(私家版)

22.”Na sitthāvakārakam bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā.” ……………………… ” ‘ 私は米飯の粒を散らかして食事をしない事。‘ を学ばなければならない。” 浪費をしない習慣を養わなければならない。一粒のお米であっても、然りである。残りの羹を捨てる時に、米…

大愚和尚を読む(その5ー涅槃)

大愚和尚は著書「ひとりの『さみしさ』とうまくやる本」の中で【睡眠と涅槃は同じものだ】と言います(P124)。。。。。 和尚さん、残念ながら睡眠と涅槃は全く異なるものです。睡眠は有為法、涅槃は無為法で、その内実は、180度異なります。。。。。。。。…

春のリトリート

2024年春、スリランカ・ナーウヤナ・龍樹林住職・アリヤナンダ大長老によるリトリートが房総にて、開催されます。詳しくは……………………………… <Japan Triple Gems‘s Ownd> ……… にてご確認下さい。。。。。。。。。 Paññādhika Sayalay (般若精舎)

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-14)(私家版)

20.”Na avagandakārakam bhuñjssāmīti sikkhā karanīyā. …………………………… ” ‘ 私は口一杯に頬張り食する事をしない ‘ を学ばなければならない。 ” 食べ物を、むやみに頬張り、むやみに飲み込む事をしない 。。 21.”Na hatthanidhunakam bhuñjisāmīti sikkh…

大愚和尚を読む(その4ー輪廻)

本日、大愚和尚のYOUTUBE《一問一答》、お題は《今この瞬間から「苦」を手放し明るく生きる為の教え》を拝聴しました。。。。。 この回の、話の主題は 【現世利益とは何か?】 で、ゴータマ仏陀ご在世の当時のバラモン教(現代のヒンズー教)の輪廻の教えと、…

大愚和尚を読む(その3ー成仏)

和尚著「ひとりの『さみしさ』とうまくやる本」P178。。。。。。。。。 人が亡くなると、7*7=49日の法事をする。それが円満すると、亡き人は<成仏>する……………………。。。 これが、私には分からない。。。。。。 成仏するとは、仏陀に成る、という事…

大愚和尚を読む(その2ー不飲酒戒)

同じく和尚著『ひとりの「さみしさ」とうまくやる本』P28。 五戒の第五条。不飲酒戒について、和尚は、………………………… <お酒を飲んではいけない(醉うと人に迷惑をかける為)> と解説しています。。。。。。。。。。 南伝仏教なら、座禅・瞑想する為、正念保持の…

大愚和尚を読む(その1ー不邪淫戒)

YOUTUBE で、大愚元勝和尚さんの説法を見つけました。私の好きな<アビダンマ>の立脚点とは多少異なりますが、基本的には非常に真面目に真摯に、悩める方々に対応している事には、好感を持ちました。。。 その為、先日、図書館から和尚著 『ひとりの「さみ…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-13)(私家版)

17.“Na sakabalena mukhena byāharissāmīti sikkhā karanīyā. “ “ ‘ 私は口にご飯を含んでいる時、話をしない事‘ を学ばなければならない。 “ 。 口の中に大量のご飯がある時、話をすれば発音がはっきりしない為、この種の戒律違反となる。口の中に少量の…

★『教海覚舟』≫<教えの海悟りの舟>(29-12)(私家版)

4.“ Parimandalam ālopam karissāmīti sikkhā karanīyā.“ ……………………………………………… “ ‘私は細長い形の飯の塊を作らない事 ‘ を学ばなければならない。 “。 細長い形の飯の塊は、作ってはならない。故意でない場合は不犯。念のない者も又不犯。 15.“ Na anāha…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-11)(私家版)

12.“Na ujjhānasaññī paresam pattam olokessāmīti sikkhā karanīyā. “ “ ‘私は心に不満を抱いて他人の鉢を見ない事 ‘ を学ばなければならない。 “ 。 他人に食べ物を上げようとして、見るならは不犯である。又はその為に、他人にそれを見せるのも、不犯…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-10)(私家版)

11.“Na sūpam vā odanam vā attano atthāya viññāpetvā bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā. “ “‘ ‘私は病でない時、己自身の為に羹や飯を乞食して食用しない。‘を学ばなければならない。 “ 病気の者を除いて、(指定の)羹や飯を要求して食用してはならない。…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-9)(私家版)

9.“Nathūpakato omadditvā pindapātam bhuñjissāmīti sikkhā karanīyā. “ ……………………… “ ‘私は、頂部から食べ物を食べる事をしないで、鉢食を食す。 ‘ を学ばなければならない。 “。…… 鉢の中の食べ物は、端から食する事。頂部から先に食してはならない。鉢…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-8)(私家版)

7.“Sapadānam pindapātam bhuñjissmīti sikkhā karanīyā. “ ………………… “ ‘私は順序よく鉢食を食す。‘ を学ばなければならない。 ‘“ 鉢食を食する時は順序よく食すべきである。鉢の中にあるものを考えもなく手当り次第に掴んではならない。。。。。。。。。 …

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-7)(私家版)

5.“Sakkaccampindapātambhuñjissāmītisikkhākaranīyā. “ “ ‘私は敬いの心をもって、鉢食を食する。 ‘のを学ばなければならない。“ ……… 鉢食を食する時、ふざけた心、又は浮ついた心で食してはならない。 “6.“Pattasaññī pindapātam bhuñjissāmīti sikhā …

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(29-5/6)(私家版)

4.“ Samatittikam pindapātam patiggahessāmīti sikkhā karanīyā.“ “ ‘私は平鉢にして鉢食を受け取る 。‘ を学ばなければならない。 “ 即ち、受け取る食べ物は、鉢の口の縁を超えてはならない。受け取った食べ物が鉢の縁を超えたならば、悪作である。。。 …